石井康雄 いしい・やすお/1932~

コンピュータエンジニア富士通)。

 1954年富士通信機製造に入社し、川崎工場の研究開発部門に配属された。池田敏雄の新婚家庭に寄宿した経験を持ち「池田の一番弟子」を自認していた。1958年10月トランジスタを採用した事務分野向け電子計算機の設計チームのリーダーとなった。FACOM230シリーズ、Mシリーズの開発にかかわり、1975年ソーシアルサイエンスラボラトリ(のち富士通SSL)社長に就任した。著書に『コンピュータ入門』(1970年オーム社)がある。