佐藤雄二朗 さとう・ゆうじろう/1933.2~2010.3.4

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 立教大学を出て吉澤会計機に入りUNIVAC電子計算機の営業マンとなった。金融営業部門を統括し、富士銀行をめぐる日本IBMとの戦いに敗れたあと大阪支店長となり、日本ユニバックの営業を立て直した。

 1992年に独立しアルゴ21を設立、東京証券取引所1部上場を果たした。

 情報サービス産業協会会長。経済産業省のシステムインテグレーション登録制度や、情報処理技術者試験を多国間で相互認証する仕組みなど、受託系ITサービス業の地位向上や国際的に通用する人材育成に尽力した。こうした功績が評価され2005年11月に藍綬褒章を授与されている。

 

【訃報】

 キヤノンITソリューションズの顧問を務めていた佐藤雄二郎氏が3月4日19時15分、死去した。死因は心不全。77歳だった。
 佐藤氏は、1955年に立教大学経済学部を卒業。79年に日本ユニバックで取締役を務めた後、84年にアルゴ21(現・キヤノンITソリューションズ)を設立し、代表取締役社長に就任した。99年に代表取締役会長に退いたものの、04年に会長兼務で社長に復帰。05年6月までトップを務めていた。06年に同社の取締役を退任し、08年4月にキヤノンITソリューションズの顧問に就任。業界団体の活動にも積極的で、01年には情報サービス産業協会(JISA)の会長を務めていた。
 通夜および告別式は、護国寺護国寺桂昌殿(文京区大塚5-40-1)で執り行う。日時は、通夜が3月9日18時から、告別式は同月10日の10時から。喪主は妻の福世氏。