天羽浩平 あもう・こうへい/1928~

出身地:中国・大連

マイクロプログラミングの考案者(東芝

1952年東京大学電気工学科を出て東京芝浦電気に入った。入社と同時に第一回フルブライト留学生としてアメリカに渡り、カリフォルニア州スタンフォード大学コンピューター・サイエンスを学んだ。博士号を取得して1956年に帰国、1958年トランジスタ電子計算機「TOSBAC2100」「同3100」を開発、1961年から京都大学の「KT―パイロット計画」に参加してマイクロプログラミング技術を初めて実装することに成功した。

のち日本電気東芝電子計算機を共同で開発した際、東芝側の代表としてプロジェクトチームを率い、汎用機「ACOS」を作り上げた。さらに日本語ワードプロセッサーやワークステーションの企画・設計にも参加した。日本オリベッティ副社長東芝常務を経て日本サン・マイクロシステムズ社長、会長を務め、1991年外資系情報産業研究会初代会長に就任した。