アルトゥール・シェルビウス Arthur Scherbius/1878.10.30〜1929.5.13

ドイツの数学者。ナチス・ドイツの暗号装置「エニグマ」を考案した。

アメリカの暗号解読家エドワード・へバーンが1917年に考案した暗号を改良し、電極が付いた回転周期の異なるローターの組み合わせで暗号を生み出す方法を考案した。1923年に特許が認められ、シフレン・マシーネン社が製品化し発売した。秘匿情報を知られたくない証券取引き業や金融業で利用されていたとき、軽量でバッテリー操作が可能、かつ戦闘車両上での運用もできることからナチス・ドイツ陸軍が着目し軍事用の通信などに利用された。

1929年、馬車の事故で死亡。